ストレスは誰にでもあり、避けることはできません。ストレスによる心の不調から身を守るためには、自分自身で早めに気づき、解消する「気づきとセルフコントロール」が大切です。
近年はテレワークなど働き方の多様化が進んでいます。日々の体調管理 を含めてセルフケアの重要性はますます高まっています。この連載では、ストレスと上手に付き合いながら毎日をいきいきと過ごすポイントをご紹介します。
第1回
心と体の声に耳を傾けよう
ストレスがたまると、私たちの心身にはさまざまな変化があらわれます。変化に早めに気づければ、心身を休め、ストレスを取り除くなどの対処ができ、心の不調を未然に防ぐことができます。
あなたの心、お元気ですか?
ストレスを感じるとき、あなたにはどのような不調(行動)があらわれますか?
ストレスによる反応は人それぞれです。自分によくあらわれるサインを知っておくと、心のSOS として受け止めることができます。
ストレス反応は身体面、心理面、そして行動面にあらわれます。以下はいずれもストレスの初期段階にあらわれやすい症状です。こうした状態が続いているなら「あなたは無理をしています。少し休みましょう」という心身からのサインかもしれません。
ストレスサインセルフチェック
ストレスが起こるしくみ
ストレス要因があると、それを感知した脳の視床下部は自律神経系と内分泌系に働きかけます。すると身体は臨戦態勢をとり、血圧・心拍数を上昇させ、心身の働きを活発にするホルモンを分泌するなどしてストレスに対抗します。その結果ストレスが解消できればよいのですが、ストレスが強すぎたり長引いたりすると適応能力の限界を超えてバランスを崩し、それが心身の不調となってあらわれます。
あなたのストレス要因は何ですか?
生活上の変化は心身にとってすべて「刺激」です。ですから、働き方などの仕事環境の変化はストレスになりやすいといえます。また、昇格など一見、喜ばしい出来事だとしても、その人にとって心の負担となればストレスになります。
健康上の悩み
身体的な病気、うつ病 など
経済・生活上の悩み
生活苦、多重債務、事業不振 など
家庭内の悩み
家族間の不和、離別、死別、将来への悲観、介護・看病疲れ など
仕事・職場上の悩み
仕事疲れ(職場の人間関係、仕事の量・質の問題)、会社の将来性 など
コロナ禍で「太ったかも……」と実感している人も多いはず。体型が気になるという方に、いつでもどこでもすき間時間にできる、自重を活用したストレッチ&筋トレをご紹介します。
4秒筋トレ上げる・下げるなど各動作すべて4秒間
目が覚めたら お尻上げ
- あおむけに寝る
- 肩とかかとを支点にして、「1、2、3、4」と数えながらお尻をもち上げる
上半身の30秒ストレッチ息は細く長く吐き続ける
布団を取り込みながら お代官様
- 両手両ひざを床につける
- 両手は肩より前につく
- 息を吐きながら、胸を床に近づける
30秒間キープ