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ストレスは誰にでもあり、避けることはできません。ストレスによる心の不調から身を守るためには、自分自身で早めに気づき、解消する「気づきとセルフコントロール」が大切です。

近年はテレワークなど働き方の多様化が進んでいます。日々の体調管理 を含めてセルフケアの重要性はますます高まっています。この連載では、ストレスと上手に付き合いながら毎日をいきいきと過ごすポイントをご紹介します。

第6回

ストレス一日決算主義でいこう!
いきいきと働く習慣(その1)

日中は脳と身体が活発に活動する時間です。仕事を効率良く進め、いきいきと働く工夫を紹介します。

時間を有効に使おう

イラスト:時間を有効に使おう

始業前に1日の流れをイメージし、計画を立ててから始めましょう。見通しがつき、作業がスムーズに進みます。また、1つの作業ごとに自分なりの終了時間を決めると効率が高まります。限られた時間を有効に使うために時間と仕事をいかに自分でコントロールできるか、つねに意識して仕事を進めましょう。

仕事がはかどるコツ

  • デスク周りは
    スッキリと
    探しものをする
    時間を減らす
  • 対面?  電話?
    メール?  SNS?
    状況に応じて
    使い分けを
  • 余裕を
    持った行動を
    心にゆとりができ、
    集中力、判断力が高まる

優先順位やバランスを考えて

責任感が強く仕事熱心なのはよいことですが、どの仕事も完ぺきにこなそうとするとパンクしてしまいます。仕事量が多すぎるときはそれぞれの完成度とスピードのバランスを考えましょう。優先順位を考え、注力の度合いを見極めることは、大事な仕事力の一つです。

仕事を抱えこんでいませんか?

イラスト:仕事を抱えこんでいませんか?

自分にしかわからない仕事があるのは、自分にも組織にとってもデメリット。自分以外の人もできる方法を考えましょう。

仕事セルフチェック

  1.  仕事に意義、やりがいを感じている
    自分が仕事をする意味を振り返ってみよう。相手が喜んでくれることがうれしい、自分の能力が生かせる、社会に役立っている、自分や家族の生活を支えているなど、働きがい、やりがいがあると仕事への意欲や向上心につながる。
  2.  働きすぎていない
    「忙しいから」とあきらめず、限られた時間でいかに仕事をコントロールできるか見直そう。自分の裁量で調整できない問題があるときは上司に相談を。
  3.  職場の人間関係はうまくいっている
    仕事上の悩みや困りごとを抱えたとき、気軽に協力を求めたり、相談したりすることができる同僚や上司がいれば安心して仕事に打ち込める。日頃から円滑なコミュニケーションを心がけたい。
活用しよう ストレスチェック制度

労働者のメンタルヘルス不調を未然に防ぐことを目的に、50人以上の事業場に義務化されている「ストレスチェック」。職場ストレスを測定でき、アドバイスを受けることができる。積極的にセルフケアに生かしたい。

今すぐストレスチェックができる

5分でできる職場のストレスセルフチェック(厚生労働省「こころの耳」)

どこでもできるストレッチ&筋トレ どこでもできるストレッチ&筋トレ

コロナ禍で「太ったかも……」と実感している人も多いはず。体型が気になるという方に、いつでもどこでもすき間時間にできる、自重を活用したストレッチ&筋トレをご紹介します。

体幹を鍛える30秒筋トレ息は細く長く吐き続ける

ゴロゴロしながら 逆スーパーマン
  • あおむけに寝る
  • 両手両足を上下にのばす
  • 両手両足をもち上げ、肩は床から離した状態でキープ
写真:体幹を鍛える30秒筋トレ

下半身の30秒ストレッチ息は細く長く吐き続ける

犬を散歩させながら 両手と腸腰筋ストレッチ
  • 両手でタオルをもち、頭の上に
  • 両足を前後に大きくひらく
  • 腰を落として30秒間キープ
写真:上半身の30秒ストレッチ