ストレスは誰にでもあり、避けることはできません。ストレスによる心の不調から身を守るためには、自分自身で早めに気づき、解消する「気づきとセルフコントロール」が大切です。
近年はテレワークなど働き方の多様化が進んでいます。日々の体調管理 を含めてセルフケアの重要性はますます高まっています。この連載では、ストレスと上手に付き合いながら毎日をいきいきと過ごすポイントをご紹介します。
第7回
ストレス一日決算主義でいこう!
いきいきと働く習慣(その2)
オフィスワークでもテレワークでもコミュニケーションの基本は全く同じです。しかし、テレワークの場合はオフィスワークと違って直接対面しないやり取りなので、コミュニケーションにより一層配慮することが大切です。仕事がスムーズに進むばかりでなく、人間関係も良好に保つことができ、働きやすくなります。
ホウ・レン・ソウを忘れない
どのような仕事、働き方においても、上司、同僚、チームのメンバーとは「報告」「連絡」「相談」が基本です。相手が忙しそうだから、報告しづらい事柄だからと先延ばしにしたり、方向性に迷う仕事を相談せず独断で進めたりしてはいけません。結果的に上司やメンバーの時間を奪い、手間をとらせることになりかねません。
考え込むより相談を
困ったら一人で抱え込まないことが大切です。上司や同僚に相談したり、協力を求めたりして早期に解決しましょう。トラブルを未然に防ぐばかりでなく、心の負担も軽くなります。職場では助けを求めることは恥ずかしいことではありません。仕事を円滑に進めるために必要な業務の一つと心得てください。
ときには断り上手に
相手を不快にさせることを恐れ、自分の思いを抑えて仕事をしているなら断りフレーズに工夫を。たとえば約束がある日に急な残業を頼まれたとき。「申し訳ありません。今夜は予定していた用事があります。明日はできるのですが、いかがでしょうか」と「相手の要求」と「自分の主張」をバランスよく取り入れて伝えるのです。自分にも相手にも配慮した表現ができると、ストレスはたまりにくくなります。
仕事に自分らしさを
ペースややり方を自分で決められる仕事にはストレスが少ないといわれていますが、そんな仕事ばかりではありません。一方、どんな仕事にも自分なりに工夫できるところがあるものです。小さなことでも自分らしさが発揮できるとやりがいが生まれます。それが効率や生産性につながり周囲から認められれば、任される範囲が広がるかもしれません。
コミュニケーション力を上げるフレーズ
- 仕事を次々と頼まれたとき
- 自分の状況を率直に伝えたうえで、相手の都合に歩みよる
- 今、○○をやっています。どれを優先しますか
- クレームに対応するとき
- 冒頭に相手の気持ちに配慮した言葉を添える
- お困りでしたね。調べますのでお待ちください
- 改善を求めるとき
- 人格や能力を認めたうえで、行動に焦点を当てた言い方に
- ○○さんらしくないですよ
- 発言の途中で横やりを入れられたら
- 相手を受け入れつつ、自分の意見を主張する
- ご意見はこの後伺いますので、話を最後まで聞いてください
- サポートしてもらったら
- 謝意はしっかり伝えたい。相手はやりがいを感じられる
- ありがとうございます。助かりました!
- ミスを報告されたら
- 頭ごなしに責めない。受け入れたうえで相手の話に耳を傾ける
- 話してくれてよかったよ。くわしく聞かせて
コロナ禍で「太ったかも……」と実感している人も多いはず。体型が気になるという方に、いつでもどこでもすき間時間にできる、自重を活用したストレッチ&筋トレをご紹介します。
4秒筋トレ上げる・下げるなど各動作すべて4秒間
朝ドラ見ながら ニートゥーチェスト
- 両足をのばして、床に座る
- 両手を腰の横に置き、体を支える
- 「1、2、3、4」と数えながら、両足を胸に引きつける
上半身の30秒ストレッチ息は細く長く吐き続ける
反省ついでに 首たおし
- 左手を腰のあたりに
- 右手を後頭部に
- 息を吐きながら、顔を斜め右前にたおす
- 反対側も同様に