放っておくと、どうなる?
高血圧の原因
- 肥満
- 食塩のとりすぎ
- 加齢
- 遺伝
- 喫煙
- など
動脈硬化が進む
- 血管が傷つく
- 弾力性がなくなる
- 硬くもろくなる
血栓ができやすくなる
- 脳卒中
- 心臓病
- CKD
(慢性腎臓病)
この連載では、健診結果からあなたの体の状態を知り、どのような病気に注意が必要なのか、病気を防ぐためにはどのような生活改善をすれば良いのかをご紹介します。自分の仕事やライフスタイルなどに合わせた食事や身体活動など生活習慣の改善目標を立て、実践していきましょう。
主な検査項目
収縮期(最大)血圧 拡張期(最小)血圧
加齢による血管の老化や悪い生活習慣の積み重ねで、血管に弾力性がなくなったり脂肪や血栓(血のかたまり)がついたりして血管の中が狭くなると、血流を保つために強い圧力が必要になり、血圧が上がります。食塩をとりすぎた場合も、血液を一定濃度にするために血管内の水分量が増えて血圧が上昇します。
高血圧症は、肥満の人に多く合併しやすい病気です。肥満は、体内に必要な血液量が増える、血管が硬くなる、血管の壁が傷つくなどの理由から高血圧を招きやすいことがわかっています。特に、内臓脂肪が蓄積した肥満の人の高血圧の発症率は、そうでない人の2、3倍にのぼります。生活改善による血圧管理が必要です。
日本高血圧学会では、病気としての高血圧症の目安を収縮期(最大)血圧140/拡張期(最小)血圧90mmHg以上としています。保健指導の対象となる130/85mmHg以上になったら生活改善に着手しましょう。
血圧が気になる人は、家庭でも血圧を測定しましょう。家庭血圧では、健診よりも低い値が高血圧の目安になります。
脳卒中(脳梗塞、脳出血)は、脳に酸素や栄養を送っている血管が、高血圧による動脈硬化などで破れたり、詰まったりして突然発症する病気です。早期に治療を開始することで、後遺症が軽くなる場合がある救急疾患です。
お酒(アルコール)は日本の行事や娯楽など生活に浸透していますが、不適切な飲み方をすると健康を害する危険があります。飲酒習慣を振り返り、アルコール・飲酒に関する問題への関心と理解を深めましょう。
アルコールは脳の働きを低下させます。お酒を飲むと気持ちよくなったり、陽気になったりするのは、血液を通じて全身をめぐっているアルコールが脳に届き、脳をまひさせるからです。ただし、飲み続けると、アルコールの血中濃度は上昇し、まひは脳の一部から全体に広がります。最悪の場合、呼吸困難になって死に至ることがあることを知っておきましょう。
働いているところ少しまひしたところ完全にまひしたところ




参考資料『飲酒と健康マイルール!』監修:松下幸生/独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター 院長(東京法規出版刊)