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この連載では、健診結果からあなたの体の状態を知り、どのような病気に注意が必要なのか、病気を防ぐためにはどのような生活改善をすれば良いのかをご紹介します。自分の仕事やライフスタイルなどに合わせた食事や身体活動など生活習慣の改善目標を立て、実践していきましょう。

第6回が気になるあなた

主な検査項目
 尿たんぱく eGFR

腎臓はデリケートな「ろ過装置」

腎臓は血液をきれいな状態に保つための「ろ過装置」のような臓器で、必要な成分は再吸収し、不要な老廃物や水分は尿といっしょに排出します。その役割を果たすために腎臓の血管は細く、傷みやすい特徴があります。肥満、高血糖、高血圧などがある人は特に注意が必要です。

図解:腎臓機能

放っておくと、どうなる?

CKD(慢性腎臓病)の原因

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症 など

腎機能が慢性的に低下


動脈硬化が進行末期腎不全


  • 脳卒中
  • 心臓病
  • 透析治療
    へ移行
糸球体という浄化フィルター
糸球体という毛細血管が糸まりのように詰まった直径0.2ミリ程度のかたまりが、腎臓1つにつき約100万個もあります。これがフィルターのような役割を果たしており、1日当たり150リットルもの血液をろ過しています。

日常生活での改善のヒント

イラスト:睡眠で休養をとる
  • 疲労やストレスを避けて、睡眠など休養を十分にとる
  • 水分をとり排尿をがまんしない

注意したい病気
CKD(慢性腎臓病)

腎機能の慢性的な低下状態のことで、尿たんぱく陽性または腎機能低下〔血清クレアチニン検査から推計される糸球体ろ過量(eGFR)で判断〕が3か月以上続く場合などを指します。

● 推算糸球体ろ過量(eGFR)

正常な人
約100mL/min/1.73㎡
CKDの目安
60mL/min/1.73㎡未満

※この数値が低くなるほど腎機能が低下

放置すると人工透析などに!

腎臓は機能が低下しても自覚症状がほとんどありません。しかし、放置していると腎機能がさらに低下して、CKDに移行します。腎臓は一度重症化したら機能を回復することはできず、人工透析や移植などの治療をしないと命にかかわる場合があります。健診による異常の早期発見と早期治療が必要です。


飲酒と健康マイルール イラスト:飲酒 イラスト:飲酒

純アルコール量の計算のしかた

お酒(アルコール)は日本の行事や娯楽など生活に浸透していますが、不適切な飲み方をすると健康を害する危険があります。飲酒習慣を振り返り、アルコール・飲酒に関する問題への関心と理解を深めましょう。

お酒に含まれる
「純アルコール量(g:グラム)」の計算のしかた

 飲料の容量とアルコール度数がわかっている場合

  • お酒の量
  • ×
  • アルコール度数
  • ÷100×0.8=
  •  

 

例)ビール500mL(5%)の場合、500(mL)×0.05×0.8=20(g)で、純アルコール量は20g。

☆計算してみよう
私のいつもの飲酒量は… 純アルコール量g

第5回で掲載した「純アルコール20gに相当する量(目安)」も参考にして、計算してみましょう。

 

参考資料『飲酒と健康マイルール!』監修:松下幸生/独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター 院長(東京法規出版刊)