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この連載では、健診結果からあなたの体の状態を知り、どのような病気に注意が必要なのか、病気を防ぐためにはどのような生活改善をすれば良いのかをご紹介します。自分の仕事やライフスタイルなどに合わせた食事や身体活動など生活習慣の改善目標を立て、実践していきましょう。

第10回楽しく・安全にを見直しましょう

体を動かしエネルギーを消費することを「身体活動」といい、日常的な「生活活動」と意識的な「運動」に分けられます。この2つを無理なく上手に取り入れましょう。

身体活動で改善「生活活動」を積極的に

「生活活動」とは、日常生活を営むうえで必要な労働や家事にともなう身体活動です。
(例)歩行、犬の散歩、掃除、階段の上り下り、庭の手入れ など
まずは、単純に日々の生活で歩く機会を増やすことから考えましょう。また、簡単なことでも積極的に体を動かす機会を増やすことを考えてみましょう。何かと便利なこの時代に「楽をしないで、自分でやろう」と心がけるだけで生活活動量を増やすことができます。

■ 体を動かす、こんな心がけ…

朝は早起きをして、家の前の掃除をする

イラスト:掃除

ペットの散歩は、基本的に自分が担当する

イラスト:散歩

エレベーターやエスカレーターを使わない

イラスト:階段

昼食を少し遠くの店まで歩いて食べに行く

イラスト:歩く

コピー取りなどの雑用を人任せにしない

イラスト:雑用

電車などでは席が空いていても座らない

イラスト:立つ

「生活活動」の効果をアップさせるポイント

1日合計60分以上を目標に

体を動かす量が多いほど、生活習慣病の発症やその重症化による死亡リスクが低くなることがわかっています。目標の目安は毎日60分以上。これを歩数に換算すると1日当たり8,000歩程度です。

座りっぱなしの時間を減らす

体を動かさず、じっとしていることは、肥満や心臓病などのリスク要因になることがわかっています。日常的にデスクワークなどで座りっぱなしの時間が多い人は、30分に1度は立ち、またこまめに歩く時間をつくる工夫をしましょう。

身体活動で改善「運動」の時間を楽しむ

「運動」とは、健康増進や体力の維持・向上を目的として意図的、計画的に行う身体活動です。
(例)ジョギング、水泳、野球、エアロビクス、筋力トレーニング など

イラスト:スポーツセンター

「運動する時間がない」を言わないようにしましょう

「忙しくて運動する時間がない」という人がいますが、本当でしょうか。その気になれば、時間はつくれるものです。そのためにも「その気」になれる運動メニューをさがしましょう。自分が楽しめる運動であれば「いつならできるか」も考えやすいのではないでしょうか。

■ いつなら、どんな運動ならできる?

朝は早起きして、ジョギングをする

イラスト:ジョギング

家と職場の往復を電車から自転車に変える

イラスト:自転車

アフター5に護身術を兼ねて武道を習う

イラスト:武道

風呂上りや寝る前に筋トレやストレッチをする

イラスト:ストレッチ

週末や休日は、趣味の運動サークルで楽しむ

イラスト:運動サークル

週末や休日は、山登りをして自然を満喫する

イラスト:山登り

安全に運動するための注意点

  • 心臓病、脳卒中、腎不全などの既往症や腰痛、膝痛などがある場合は、主治医や運動指導の運動指導の専門家に相談
  • けがや疲労の予防のため、運動の前後にはストレッチングなどの準備運動や整理運動
  • 血圧が高い人は、運動前に血圧チェック
  • 体調に合わせて運動量や強度を調整
  • 運動中や運動後に強い痛みがあったら、ただちに中止
  • こまめに水分補給

飲酒と健康マイルール イラスト:飲酒 イラスト:飲酒

命を守るための

飲酒3つのルール 3

お酒(アルコール)は日本の行事や娯楽など生活に浸透していますが、不適切な飲み方をすると健康を害する危険があります。飲酒習慣を振り返り、アルコール・飲酒に関する問題への関心と理解を深めましょう。

ルール3 長期にわたって大量に飲まない
イラスト:大量飲酒

アルコールは依存性物質です。長期に大量の飲酒を続けると、誰もがアルコール依存症になる危険があります。

アルコール依存症とは

大量のお酒を長期にわたって飲み続けることが主な原因で発症する精神疾患です。お酒をやめたくてもやめることができない、飲む量をコントロールできないなどの症状により、仕事や家庭生活に支障がでます。

 
きっかけは…(例)
男性
仕事上のつきあい/日常のストレスや緊張 など
女性
ライフサイクル上(結婚、出産、子育てなど)のストレス/家庭内の問題(浮気、離婚、子の独立)など

不安解消の目的で飲まない

不安を解消するための飲酒は連続飲酒になりやすく、依存症を招く飲み方です。

寝酒は睡眠を浅くする

眠ろうとして飲むと寝つきはよくなりますが睡眠が浅くなり、睡眠リズムが乱れて不眠を招きます。

うつ病の併発に注意

アルコール依存症とうつ病は高い頻度で併発します。合併すると自殺リスクが高まり危険です。

参考資料『飲酒と健康マイルール!』監修:松下幸生/独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター 院長(東京法規出版刊)